カワセミ
2007年 09月 20日
今年はカワセミが2回保護されて来ました。
1回目は、川の側でお店を開いている方から、カワセミがお店に飛び込ん出来たと連絡がありました。
保護したものの、どうしたら良いのやら、どこに連絡すれば良いのやら悩んでいるうちに、時間が経過し、衰弱してしまい、リリース出来ないとの事。
確かに、とても衰弱しています。しかも、目は窪み、ゲッソリ痩せています。
カテーテルにて栄養補給をし、生餌としてドジョウを買って来ましたが、3日目に死んでしまいました。
2回目は写真の子です。
小学生が学校帰りに、動けないでいるカワセミを保護して来たと、とある市の職員さんが持ち込まれました。
早速、狭い部屋で様子を見ると、パタパタッと飛びました。
どうやら、恐怖の余り固まって身動きとれずにいた様です。
直ぐに元の場所にリリースして貰いました。
カワセミの保護飼育は苦手です。
と言うか、今まで一度も自分で餌を獲るまでに回復させた事も無いのです。
基本的に狩りをしている鳥は難しいのですが、更に小型の鳥なので難しい。
しかも、人と離れた場所に生息しているので人に保護されていると言う環境のストレスも大きいみたい。
ですから、強制給餌もかなり負担。
本当は、手を掛けず放っておきたい位…。でもそうすると、まず、餌付かない。
置餌には、まず反応しないし、生餌を用意してもまず食べません。(そうとう元気なら餌付くらしいですが)
餌入れに水を貼ると、ずぶ濡れになって弱ってしまった事もあったので、おちおち置餌も入れていられず…・
餌を強制給餌しても吐いてしまうので、液体の栄養剤を入れるのですが、保定もストレスにしかならない気がします。
グチ・愚痴・GUCHI……ハァ~。
だから、『カワセミが保護された』と、連絡が入ると一気にドーンと気が滅入ります。
(周りは大喜びですが…)
確かに美しい姿を直接見ると、『野生動物の神秘』を垣間見た様で感動します。
でも、先が見えない。
何もしてあげられないかも知れない。
2回目のカワセミは無事リリース出来たけれども、何も私の身に付いていません。
今後、カワセミが保護されてきたら…。
だれか保護経験のある方、コツ等ありましたら是非教えて下さい。
お願いします。
by w-a-tracks
| 2007-09-20 22:53
| リハビリ