タヌキ
2006年 11月 09日
野生動物ボランティアさんから保護飼育しているタヌキの件で連絡がありました。
『食欲が落ちていて、骨折している足をかじっている』との事でしたので、連れて来て頂きました。
他の場所で1ヶ月前に骨折処置を行ったとの事でしたが、
骨盤・両足とも骨折していました。
『野生復帰は無理だけど、2本足になっても生活出来る。』
『断脚はいつでも出来る。まずは治療してみよう』
☆アニ・トラ☆ スタッフ一同、頭を抱えながら、あらゆる可能性と冷静な判断を織り交ぜながら話し合いました。
そして、まずかじっていない右足の処置を行う事にしました。
1ヶ月前の事なので既に筋肉も骨も固まり、オペを進めるのも困難な状況。
3人とも絶句。
足を残すのは絶望的でした。
…でも、私の顔に『極力切らないで欲しい(断脚)』とクッキリ書いてあるのでしょう、
獣医師コッシーは悪戦苦闘しながら慎重に処置を進め、
キーパーMちゃんも器具出しをテキパキこなします。
どうにかオペ終了です。
かなり厳しいですが、残す方向でのやれる限りのことはしました。
1週間様子を診て(傷の状態・食欲・ストレス)……
きちんと方向を決めなくてはいけません。
by w-a-tracks
| 2006-11-09 23:38
| リハビリ