鳥の骨折
2006年 08月 06日
特に『翼』
骨折部位や状況、体調によって『オペ』をするか否か…悩むところです。
外固定でもズレなく骨折が付く事もあるので。
先週のの月曜。尺骨骨折(開放)のツバメが保護されて来ました。
翌日火曜日。仕事が終わった後、居残りで野生動物メンバーで骨折オペを行いました。
私は勿論、みんな小鳥のオペは初めてです。
大緊張の中、全部道具を用意し、手順を話し合いました。
私は、小鳥に長時間麻酔を掛ける事が一番気に病んでいたので
『5秒で終わらせよう(その位の気持ちで)』と、更に追い打ちでプレッシャーを掛けつつ、オペ開始です。
3人共、緊張しつつ、テキパキ動き、野生動物チームの初めてのオペは1時間で終了。
無事、生還したツバメを見て『小鳥の麻酔』についての意識が変わりました。
翼はバンテージは重いので、絆創膏で外固定を行いました。
後は、骨がつくのを待つばかりです。
今週の火曜。ドバトが骨折してしまいました。
当日居残りでまたオペを行いました。
今回はサイズが大きい事と非開放であること、当日の処置になる事で少しは緊張も解れていました。しかし、案外ピンの大きさの選択が難しく、苦戦。1時間半でオペ終了。
ピンは入りましたが、骨のズレが残ってしまいました。
ただ、ハトは骨を支える筋肉がしっかりあること。
以前、開放骨折で無処置のハトがしっかり飛べる様になった。
…などの理由で、多少骨がずれてもリリース可であるのです。
後は、後治療を行いつつ2週間経つのを待つばかり…
ちゃんと、骨が付きますように…。