野生動物が残していった面白エピソ-ドから、真面目な話まで、様々な足跡を綴りました。      本サイトの掲載写真は許可無く転載、複製等固くお断り致します。すべての写真に著作権を有しています。


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久々の更新

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気がつけば初秋。
ご無沙汰しております。

すっかりネットから遠ざかっていましたが、元気に野生動物のお世話に勤しんでいました。

ガソリン高騰の煽りを受け、慣れない電車通勤の疲れや暑さから帰宅すると睡魔にやられ…
そんな日々が続いていました。(いつもの言い訳です)

さて、最近はリリースラッシュです。
丁度、一年前に保護されてきた『アオバズク』を先週、初夏に保護されてきた『ヒヨドリ』を今週リリースしました。
来週は写真の『ツミ』をリリース予定です。
次回でその様子を報告します(睡魔に勝ったら)
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# by w-a-tracks | 2008-09-04 20:51

鳥の形態図鑑

本日発売の『鳥の形態図鑑』

ウチに保護された野鳥を画家『赤勘兵衛先生』が絵にした日本の野生鳥類図鑑です。

各コンクール等で賞を受賞されている、赤先生の緻密で美しい絵は画集作品としても楽しめます。

しかし、それだけでは無いのです。
今までの図鑑には無い、画期的な内容なんです。

横、後、斜めからみた鳥の姿や、足、片翼のアップ。
あらゆる角度から描かれています。

更に、指、翼、嘴の長さの計測まで、細かく書かれています。

保護鳥だから出来た、日本で唯一の図鑑と言っても過言では無いのではないでしょうか。
巻末には我が野生動物診療所、院長『オオセンセイ』こと『大山通夫先生』の原稿が載っています。

わたしも、どさくさに紛れて写真に写ってます(色気ゼロ)

野生動物救護に携わる人だけで無くとも、一度手にとる価値はありますので、是非書店にてご覧下さい。
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# by w-a-tracks | 2008-07-07 21:47

驚きの展開


突然現れたキジ♂に驚くキジ♀と私達。

2羽は惹かれあうように近づき、見つめ合い、同じ方向へ歩き出します。
そして、立ち止まったかと思うと、キジ♂は求愛ダンスを踊り出し…。

まさかっ!

予感的中!!
ナント、2羽は私達の見ている前で、交配をしたのです!
リリースから十数分、キジ♂出会って数分しか立っていないのに…何とも羨ましい??

私達は大興奮しながら、『ようやく有精卵産めるね』と喜び合い、その場を立ち去ろうとすると…
違うキジ♀②が2羽の前に現れました。

『一体ドウナルノ???』

3羽の様子をもうしばらく見ていると、キジ♂は新しく来たキジ♀②の方へ歩き出しました。
ええ~!二股??

しかし、新しく来たキジ♀②は、キジ♂をスルーして、キジ♀①の方へ歩き出し、結局3羽で同じ方向に歩き出しました。

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いや~。過去10年間様々な野生動物のリリースに立ち会ってきましたが、こんなドラマティックな展開は初めてです。
残念な事に、デジカメのメモリーの容量が無く、決定的写真&動画が取れなかったのが痛い。

雛で保護していたキジなので、リリース後野生界で生きていけるのか心配していましたが、
このフィールドは仲間も多く生息している事が判り、、餌の心配も解消されました。
元気に可愛い雛を産んで、伸び伸びと生きてくれる事を祈ります。
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# by w-a-tracks | 2008-06-26 00:54 | リハビリ

ドキュメンタリー

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幼少の頃、欠かさず見ていた『わくわく動物ランド』

野生動物の生態を判りやすく且つ、迫力の映像を通して知る事が出来ました。
カメラの前で狩りをするライオン、衰弱し死んで行く幼獣…。
ドキュメント・ノンフィクションのインパクトは大で、恐らくこの番組の影響で、この道に進んだのかも知れません。

今回のキジ♀のリリースは、そんな事を思い出させる、強烈な出来事が起きました。


昨年の秋、雛で保護されて来たキジ♀はすっかり大人になり、リリース数週間前からポコポコ卵を産み始めました。その数14個。
残念ながらすべて無性卵。

折角、繁殖可能な状態ですから、早々にリリースしなきゃ~!っと、毎日お日様と睨めっこをしていました。


そして、5月の中旬。リリースDay決定!

イギーのトレーニングフィールドでもあるとある場所。トレーニング中にキジと出会うこともあり、リリースするならココ!と決めていました。

そして、バリケンの扉を開くと…

慌てふためきながら飛んで一つ向こうの畑に降り立ちました。

しばらく見ていると…なんとキジ♂が現れ、キジ♀の方へ歩いて行きます。

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☆大興奮の続きは次回お送りします☆
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# by w-a-tracks | 2008-06-25 01:20 | リハビリ

お久しぶりです!

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最近、公私共に忙しく、ネットでの活動に手を出せないでいましたが、ようやく落ち着いてきたので、ソロソロ再始動です。
いつものごとく、マイペースで。

ココ数ヶ月は、野生動物保護・リリースなどのケースが増えてきました。
やはり多いのは『誤認保護』
これは、時間を掛けてジックリ啓発活動をするしかないですね。

一個一個のエピソードはまたアップします。
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# by w-a-tracks | 2008-06-23 23:13 | リハビリ

たま~ごまごまご

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この卵、誰のだか判りますか?
判る方、なかなかの野生動物通です。

答えは…
天気に邪魔をされ、リリースのタイミングを逃し続けている♀キジさんです。

こりゃ急いでリリースしなきゃ!
今週の日曜晴れてくれ~!
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# by w-a-tracks | 2008-04-23 13:02

カルガモ

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両足麻痺で保護されて来たカルガモ。
3日目で既に段ボールハウスは半壊。
水と餌を一緒に食べるので、どうしても段ボールが濡れてしまうのです。
改造したケージに移動し、足のリハビリをしようと仰向けにした所、総排泄口(鳥は便&尿を一緒にするので肛門が一つ)が浮腫んでいました。
足が使えないから擦れて浮腫んだのかな…
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餌にかぶりつき、威嚇をするカルガモの姿に、近いリリースの期待しつつ帰りました。

翌日、冷たくなっているカルガモの姿が…

確かにストレスがあったかも知れないけど、死んでしまう程だったのか?

竜骨突起周りの筋肉を触ってもデッドゾーンにはなっていません。
気に掛かるのは餌の減りが悪かった、昨晩は便をしていなかったとの事

就業後、死因特定の為に解剖を行いました。
すると、肥大した直腸が目に飛び込んで来ました。大量の便が溜まっています。
調べた結果、腫瘍では無くいわゆる便秘。

餌は食べている振りだったようです。食べたいけど食べられなかったんだ…。

足の麻痺だけで無く、下半身も麻痺があり、腸が動かなかったのか…
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とにかく、今後同じようなケースでは、レントゲンで足、腹部のチェックと、触診、観察をし、投薬も検討しようと言う事になりました。

残念な結果になりましたが、カルガモの残していった足跡から(アニマルトラックス)次回の対策を練る事が出来ました。

この出会いを無駄にしない様に、カルガモの命を次に繋げる活動を続けて行こうと思います。
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# by w-a-tracks | 2008-04-17 18:32 | リハビリ

ヒヨドリ リリース

前回保護したヒヨドリは、翌日にはすっかり元気を取り戻しました。
早速、リリースしようとダンボールハウスの蓋を開けると…
【動画 ヒヨドリ リリース 失敗編】

見ての通り、メロンを食べるのに夢中で全く飛んで行く気配なし…。(オイオイ)

仕方なく、リリースを午後に回し、それまではお腹一杯餌を食べさせる事にしました。
午後に再度チャレンジをすると、やはりしばらくは躊躇していましたが、
『仕方ないな~。飛んで行くとするか』
とでも言うように、ようやっと飛んで行きました。

≪ヒヨドリ≫
どこにでも見られる鳥です。 サイズ 【スズメ<ヒヨドリ<ハト】
全体的に灰色で、ほっぺは茶褐色で(田舎っぺ)何と無く親しみが持てます。
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# by w-a-tracks | 2008-04-16 23:53 | リハビリ

大雨

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昨夜から台風の様な雨風。出勤時に家の前の川を覗いて見ると、いつも穏やかな流れが、水位の増加に伴い、激しい濁流となっていました。

『いつもいるカルガモなどの鴨達やハクセキレイはどこで雨宿りしてるんだろうな~?』そんな事を考えながら出勤。

こんな天気の日や翌日に野生動物が保護される事って多いのですよ。
寒さで衰弱して動けない所を…保護されて来ました。

鳥図鑑を片手に『ジョウビタキかな?それとも…』と、種類を特定する事に夢中な保護者さん。箱を覗くと元気なさそうな『ヒヨドリ』の姿が。
『あの…ヒヨドリですね』とお答えしても、まだ『いや、これは…』と、考え込まれているので、ヒヨドリのページを開き説明しようとするものの、話題は次に進んでいました。(早い~)
『庭でジッとしていた…』
一通り禀告を聞き、カルテを作り『元気になったらリリースしますね』と、お約束して預かりました。
『お願いします』と安心して帰って行く保護者さんを見送ると、早速、診察し、状態に合わせた飼育環境を作ります。

良かった。外傷は無いみたい。胸筋もしっかりついている。
でも、目が空ろだな。
サクッと一般状態をチェックし、小さめの段ボールに床材を敷き、ヒヨドリを入れて蓋をします。そしてペットヒーターの上に置き暖くして静かな環境の出来上がり。
薬を嘴に垂らすと『ゴクゴク』飲みました。たまたまあったカットメロンを中に入れ、しばらくそっとして置きます。

後ほど様子を見ると、嘴にメロンが付いているヒヨドリがこっちを見ました。
メロン食べてるね。ヨシヨシ。

ただ、飛ぼうと暴れる事はしません。怖いのかも知れませんが、ジーッとしています。

自ら飛ぶ日まで入院です。

さて、一昨日保護されて来たカルガモは、相変わらず食欲あり、餌変え時の攻撃も手加減無しです。

足は屈伸させると力が入りますが、意識的に動かす事が出来ないみたい。
リハビリとして、屈伸運動を続けて行きます。
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# by w-a-tracks | 2008-04-08 18:15

カルガモとスズメ

春の動物病院は狂犬病ワクチン摂取やフィラリア・ノミダニ予防等々
休む暇も無く多忙な日々の始まりです。

野生動物救護の方も徐々に保護件数が増えて来ます。

早速、カルガモ&スズメが保護されて来ました。
カルガモは両足に力が入らず、自力で曲げられないので、力無く後ろに伸びている状態

一般状態はやや痩せている程度で『アママママッ』と噛んで来る元気あり。餌も直ぐに食べ始めました。

レントゲンでは骨折は無かったですが、後日念の為角度を変え再度撮影する予定です。

スズメは交通事故で瀕死の状態
(残念ながら、夜に息を引き取りました)

写真や経過は徐々にアップしていきます。

さて、また本腰入れて頑張りますか~!!
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# by w-a-tracks | 2008-04-06 00:20