野生動物が残していった面白エピソ-ドから、真面目な話まで、様々な足跡を綴りました。      本サイトの掲載写真は許可無く転載、複製等固くお断り致します。すべての写真に著作権を有しています。


by w-a-tracks
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

<   2007年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

d0035420_23164289.jpg

11月に行われた『第1回野生動物リハビリテイター初級試験』に無事合格しました。
合格通知が来るまでドキドキヒヤヒヤ…
スタッフや友人に『余裕だったよ~』なんて言ってしまってたもので(^^;)

今回は第一回目と言う事で、道東野生動物保護センターの夏季研修を受けた人限定で行われました。

野生動物リハビリテーターの資格認定とは? 
*〔制度の目的〕 
 ・傷病鳥獣の保護について、動物病院&獣医師らのサポートをする。
 ・獣医師の指導のもと応急処置やリハビリするほか、総合学習等で講話する事ができる。
 ・そのため、サポーターに所定の教育をし、証明をする。
 ・北海道をはじめ、全国(制度を実施している府県を省く)でも認められる。
*〔講習&試験科目〕  
 ・救護概論、・法律&人獣共通感染症、・鳥獣のからだ、・初期の手当て、・処置&治療、・給餌&リハビリ&野生復帰
* 〔主催〕 野生動物リハビリテーター協会(事務局/北海道、理事長/森田正治)


野生動物関係の資格は少ないのですが、こんなのも持っています。

『トレーニングキャンプ修了証』
東京の野生動物事務所主催のトレーニングキャンプ(1泊2日)で、学生時代参加しました。

・キャンプ・マネージメント(テント・火おこし・料理・釣り・ロープワーク・危険回避)
・アニマル・トラッキング(双眼鏡・散策)
・動植物を調べ・覚え・採り・食べる(木登り)
・レポート

とても過酷で厳しく且つ楽しいキャンプでした。

いずれ、自分もこういった資格など講師として携われれば…と考えています。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-30 23:16 | 想う事

野生動物救護実習

☆アニマル・トラックス☆では、職場の先生方のご協力の元、『野生動物救護実習』を行います。

日付 2007年2月9日・16日
時間 9時
場所 埼玉県
内容 傷病野生動物の掃除・餌やり
    治療風景の観察
    実体験する事で、野生動物救護・ペットと野生動物との違いなどを学ぼう。
    
    野生動物救護(リハビリテイター)を志している方・興味のある方募集いたします。野生動物救護に携われる機会は少ないので、貴重な経験が出来ると思いす。
     
お問い合わせ hiyobird@yahoo.co.jp
イタズラメールと区分けする為、題名は『野生動物救護実習について』にして下さい。ご連絡お待ちしています。
    
注)野生動物は人に慣れていないので、突っついたり、噛む事も予想されます。勿論、人間・動物、お互いに怪我の無い様に指導いたしますが、実習中の怪我等は責任を負いかねますので、ご了承下さい。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-29 00:44 | 野生動物セミナー
両目を火傷し、保護飼育ししていたムササビ。
『むっちょ』(2005年5月で紹介)
丸くなって寝ている姿、美味しそうにリンゴを両手で持ち食べている姿…
いつも私達を和ませてくれたムササビが先日亡くなりました。
d0035420_1193312.jpg

1週間前にケージ内で倒れているのを発見しました。抱き抱えても抵抗する力も無い。
低体温(34℃)・ケイレン…直ぐに暖房のある部屋に移動し、ペットヒーターを敷いて保温し、注射を打ちました。それから一時的に少しは良くなったものの、徐々に食欲が落ち糞もしなくなりました…そして…。

警戒心の強かったムササビは身体検査をさせてくれなかったので、改めて体を観察しました。
d0035420_1193324.jpg

ムササビの前足の小指の骨が長く進化し、ココから飛膜が足まで広がり、木から木へ滑空する事が出来ます。
大きさはこの位。死亡時の体重750g(1週間前は800g)
d0035420_1193341.jpg


身体チェック時にお腹を触ると違和感が…『あれっ?こんなに腹部ポヨポヨしていたっけ?』
死亡原因を掴む為、解剖しました。
胃~腸管にガスが貯留していました。しかし、糞塊はありましたが閉塞して感じはありませんでした。
結腸部分が黒色。出血があった模様。
肝臓の一部が黒色。

トータルで診ると『腸炎』が起こっていたのは確かです。
生前は食欲が無かったので糞も殆どしなかったのですが、血便は見られなかったです。
ただ、次同じ症状を起す野生動物がいたら、エコー検査を取り入れようと思います。

この子の『死』を、次の動物の『生』に繋げる
それが私達の役目です。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-27 01:19 | リハビリ

最期のお別れ

今朝職場に行くと、この間ブログに書いた『アオサギ』が冷たくなっていました。

昨日から食欲が無くなり、カテーテルで給餌をして、様子を見ていたのですが……。
☆アニ・トラ☆スタッフA君と『原因は何だったのだろう』と話し合いましたが、直接的な原因を追求できる事は出来ず。
やっぱり、寒さ・ストレス・怪我etc…全てが重なり合りあってしまった結果なのでしょうか。

ウチに保護されて来て、残念ながら救えなかった野生動物たちは、大体埋葬しています。
穴を掘り、埋めながら『助けられなくてごめんね。次は人間に保護されない様に、元気にやるんだよ。ありがとう。』と毎回お祈りしています。

カラス位の大きさなら、私がいつも埋葬する場所に埋めるのですが、アオサギは結構大きいです。ですから、病院のお墓に埋めさせて頂くことにしました。

病院には、患畜(犬・猫など)が残念ながら亡くなってしまった時など、オーナーさんがお参りするお地蔵様があるのです。(大先生お手製)そこで、オーナーさん達とお線香をあげて手を合わせます。

大先生は『もっと立派な慰霊碑を建ててあげなくてはね』とおっしゃいますが、先生の動物やオーナーさんへの心配りは充分伝わります。
今日は『アオサギの状態はかなり悪化していたから回復させるのは難しいと思っていたけど、残念だったね。』と、大先生自らキーパーA君と穴を掘って下さいました。

埋葬して、お線香をあげて、手を合わせて。

最期のお別れをきちんと出来ると、自分の気持ちも救われますし、動物達も成仏してくれるのでは…という気がします。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-24 00:04 | リハビリ

ファルコンリー ①

*説明では、鷹匠の事をファルコナー、鷹匠道具・技術の事をファルコンリーと言います。

愛鳥のチョウゲンボウ(ハヤブサの仲間)『Iggy』です。
傷病野生猛禽のリハビリ・保護飼育にファルコンリーを用いる為に、私のトレーニングバードとして、飼育・トレーニングしています。
d0035420_23483971.jpg

Iggyの話をすると、結構な割合で聞かれるのは…
『Iggyは野生に帰すの?』
そうなんです。日本の野生のチョウゲンボウをトレーニングしていると思われるらしい。

鷹匠・ファルコナー、鷹狩なんて言うとつい誤解されてしまいますが、
日本の野生動物を飼育することは『禁止されています』(違法)

日本で鷹をトレーニングしている人達は『海外から輸入された猛禽(輸入された猛禽を繁殖させた)』を猛禽ショップやペットショップから買い、飼育しています。
勿論、Iggyも猛禽屋さんから購入したウクライナ出身の♀です。

今日のトレーニングのひとコマです。
トレーニングを終え、手に据えて羽のチェックをしている所ですが、『手に据える』事もファルコンリーを用いてトレーニングが必要です。
本来ならば、鳥は人を嫌がり、逃げようとしてバタバタ手から落ちて逆さ吊りになるはずです。
d0035420_01235.jpg

トレーニング時には上の写真の様にファルコンリーがアチコチに装着されたベストを着ます。
ポケットには受信機(発信機)、餌、スィーベルが入っています。

d0035420_0114370.jpg

Iggyの嘴が一部剥がれています。 『コーピング(嘴切り)』しないとです。
また、羽も抜けたり、折れたりしてます。折れた部分には『インピング(継ぎ羽)』しました。これもまた、ファルコンリーの一部。

なんのこっちゃ~…でしょうが、ファルコンリーは実に奥深いのです。
まぁ、身近にファルコナーはいないでしょうし、ファルコンリーに携わる事なんて早々ないでしょう。『そんな世界もあるのね』程度で、ご覧下さいな。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-22 00:22 | ファルコナー

鷹匠

『鷹匠って知ってる?』の問いかけに、

『?』…7割
『殿様がやってたやつ?』…2割
『鷹匠に憧れていたんだ!』…1割

更に、『鷹匠っているの?』聞き返されることも多いです。
日本では殿様の遊びでした。鷹匠がトレーニングした鷹を使って殿様が狩りをするのです。

実際体験してみて下さい。
      ↓
鷹匠ゲーム

現在は主に、ハンティングをしたり、技術を競ったり(トライアルズ)、フリーフライトを楽しむ事に鷹匠技術(日本・海外)は使われています。
また、私の様に野生猛禽のリハビリや農家での害鳥駆除で活用されています。

猛禽類もワシ・タカ・ハヤブサなど。更にフクロウ。
種類や大きさ、生息地域によってハンティングも様々です。

今後、私が教わってきたファルコンリーや猛禽類について少しずつ書いていこうと思います。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-21 23:06 | ファルコナー

未熟者

翼を負傷して治療中のアオサギ。
現在、立てない状態なのです。
あらゆる要素がストレスとなり、アオサギを衰弱させてしまいました。

足の骨折で治療中だったカルガモが先日死んでしまいました。
飼育管理・餌など、色々気を配っていたつもりだったのに…。
痩せいている訳でもない。
寒くて衰弱していた訳でもない。前の日までご飯を食べ、良い便をしていた。
原因が突き止められない。

ヒヨドリは骨折している左足をかばい、右足が曲がってきてしまいました。
タヌキ♂③の傷口もなかなか治らない。

元気になってリリース出来る動物もいれば、死んでしまう動物もいる。

今日、獣医のコッシーとアオサギの今後の治療方針について話をしていた時に、つくづく思い知った。

私は、まだまだだ。
勉強が足りない、経験が足りない!
つい、言い訳してしまう。
つい、消極的になってしまう。

ほんと、おポンチで未熟。

本当はリハビリテイターとして、皆を引っ張って行かなきゃいけないのに。
皆に教えてもらわないといけない事が沢山ある。
一般の方から気付かせて頂く事も沢山。

多くの方に支えられ、お尻を叩かれ、やっていこうと改めて思いました。
明日からまた頑張ります。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-17 01:14 | リハビリ
☆アニマル・トラックス☆のホームページもチョコチョコ更新しています。
今日は、昨年開催した【野生動物リハビリテーションルーム】のレポート(前半)をアップしました。(今更…??)

と、言う訳で今年も☆アニマル・トラックス☆では野生動物救護啓蒙活動の一環として何をやろうか考え中です。

①月1~2回、金曜の午前中に野生動物救護実習を行う予定。
②春休み中に【第2回、リハビリテーションルーム】を開催予定。

この2つは実現出来そう。

あとは色々ありますが、決まり次第お知らせします。
また、興味のある方、参加希望の方、○○してみたいというご意見は随時募集中です。
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-15 01:44 | 野生動物セミナー

☆春到来☆

d0035420_1383319.jpg

今日もIggyのトレーニングにいつものフィールドに向かいました。

すると…
d0035420_1353115.jpg

わ~!私の大好きな『オオイヌノフグリ』が咲いているではないですか~!
『オオイヌノフグリ』は、いち早く私に春を告げる花です。

あら、あっちには…
d0035420_1372560.jpg

タンポポだ~』

トレーニングを始める様になってから、いつもフィールドで一足早く春を感じます。
Iggyのトレーニングも後半戦突入です。

ちなみに、フィールドはこんな所です。

[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-13 01:41 | ファルコナー

☆ヒヨドリ☆

2007年、最初の傷病野生動物は【ヒヨドリ】でした。

職場の仕事始めの日。仕事が終わった後、携帯を見ると親から着信が。
そうです。実は…私の親が保護したのです。

犬の散歩中に草むらでバタバタしている動物を発見し、『ねずみ?』と、近づくと飛べないヒヨドリが暴れていたそう。そこに、猫が近寄ってきたものだから思わず保護したとの事。

急いで家に帰り見てみると、両羽と顎に少量のトリモチ状のベタベタしたモノが付着。左足がポッキリ折れていました。運よく、翼の骨折はありませんでした。(ホッ)
まずは、家にあった絆創膏で応急処置。(外固定)
ダンボールに新聞を千切って敷いた中にヒヨドリを入れました。

職場できちんと外固定を試みたものの、骨のズレが大きく…
d0035420_2352322.jpg

ピンニング手術を行う事にしました。
d0035420_23542310.jpg

年の為、腱を傷つけ無い様に、足を延ばして尾羽に巻き付けました。
d0035420_23564769.jpg

食欲・元気は心配なし。数週間後、レントゲンを撮る予定です。

この日を皮切りに、立て続けに【ヒヨドリ】が保護されて来ました。

翌日、道に倒れていたとヒヨドリが保護され、軽い脳震盪だったようで直ぐに元気になり、半日様子を見た後リリースしました。
更に昨日、飼っている猫が捕まえてきたの…と、右翼内側を怪我したヒヨドリが運ばれて来ました。現在治療中ですが、骨折は無いので怪我が治り次第リリース出来そうです。

さてさて、今年も忙しくな……。あっ、言うと言霊になりそうだからやめておきます(^^;)
[PR]
by w-a-tracks | 2007-01-11 00:12 | リハビリ