野生動物が残していった面白エピソ-ドから、真面目な話まで、様々な足跡を綴りました。      本サイトの掲載写真は許可無く転載、複製等固くお断り致します。すべての写真に著作権を有しています。


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<   2006年 07月 ( 9 )   > この月の画像一覧

フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲが保護されて来るそうです。』

今までも、野生動物以外のいわゆる『迷いペット』も受け入れていました。

スカンク・フェレット・ウサギ・プレリードッグ・イグアナ・リクガメ・ウコッケイ・シャモ・アヒル・クジャク・バリケン…etc
でも『フトアゴヒゲトカゲ』は初めて!
どんな姿をしているんだろう??

路上に居たとの事。
捨てられたのか?
逃げ出したのか??

ともかく、今日一日はワクワクドキドキでした。

午後3時過ぎ…キターーー!!!
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確かにトゲトゲのヒゲがある!
可愛い~♪

しかし、初めての『フトアゴヒゲトカゲ』ですので、飼育管理方法が全く判りません。
連れて来た警察の方がネットで『雑食性』だという事だけ調べてきて下さいました。

早速先生の自家菜園にて『チンゲン菜・レタス』を採り、ムササビ&ハクビシンの餌の『リンゴ』を貰い、小鳥の餌の『ミルワーム』も取って来てケージに入れてみました。

どうだ!…??…無反応……(T_T)

ピンセットで口元に持っていくと、ようやく食べてくれました。(迷惑そうでしたけど…)
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飼い主さんが見つかるまで、耐えておくれ。
やれる事はやってみようと思っています。
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by w-a-tracks | 2006-07-31 22:47 | リハビリ

チョコボ

チョコボと言えば【ゴイサギ(ホシゴイ)】です。
交通事故で運ばれてきました。

鼻出血&左眼内出血で眼圧が高い状態でしたが、運良く羽等の骨折はありませんでした。
ただ、衝撃によると思われる、首の部分の気腫がありました。
風船の様に喉から胸が膨れています。
気腫&眼内出血&眼圧が下がるのを待つ事になります。
【左眼(出血・眼圧↑)】
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【右眼(正常)】
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1週間もすると元気一杯で自分で餌もパクつけるようになり、眼も回復しました。
ただ、気腫がなかなか取れないので、更に飼育管理を続けました。
体重も順調に増え、気腫も治まってきたので、梅雨の合間の晴れの日を狙ってリリースです。
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最初は警戒して固まっていましたが、【プリッ】と排便をしたかと思うと飛んで行きました。
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【ゴイサギ(ホシゴイ)】幼鳥
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by w-a-tracks | 2006-07-27 23:21 | リハビリ

星 明子

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木の影から…
箱の向こうから…
気付かれない様に、見つめている…

その姿はまるで『星明子』

しか~し、私が餌入れを取る瞬間『ビュンッ!コツッ!』と、飛雄馬もビックリする程の素早さで突つかれます。
痛い(-_-#)

なんてったって、首の振りが良い!
思いっ切り後ろに頭を反らすので、松坂も顔負けのスピードが出ます。

攻撃後も手を弛めません。
『キヒョー、キヒョー』言いながら、顔を左右にフリフリ、威嚇します。
う~ん、守りも完璧!
麻酔の処置をしてから完璧に人間不信になってしまいました。

そんな彼も少しずつ飛べる様になってきました。

高校野球が終わるまでには、どこまで回復するかな?
もしかしたら…飛べる様になる前に、スカウトされるかも~♪(^_^;)

【アオゲラ】
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by w-a-tracks | 2006-07-27 11:38

『ありがとう』

『ありがとう』…私の手の中で、空へと旅立っていったツバメにささやいた。

最初から判っていた。
この子の時間は残り僅かだって事は。
せめて、生活の質をサポートしたいと思った。

脚弱の為、羽をバタつかせて箱の中を移動するから、羽が痛まない程度の箱を探した。
床はフカフカにして、体に負担を掛けないようにした。
糞で体が汚れてしまうが、羽づくろいをしないので、体を洗い乾かした。
(糞が羽について乾くと折れやすくなるし、羽が汚れると体の保温が上手く出来なくなる為、衰弱してしまう)
休みの日には家に連れ帰り、家族の協力の下飼育を続けた。

でも、私に出来る事はコレ位の事しかない。

日に日に食欲は落ちて行き、痩せていった
羽はアブラを失い、艶が無くなり、直ぐに痛んでいった。

その様子を見ているのは辛い。
でも、辛くなる事は判っていたから…この子を見守ってあげたいと強く思った。

私の顔を見ると、体を震わせながら『チュイッ』と鳴いて、パタパタ近寄って来て餌をねだる。
仕事の帰り道。
助手席の箱の中のツバメに手を差し伸べると、掌に乗って来て、目を閉じて寝てしまう。

そんな姿を見ると、助けたい!と強く思った。
でも…助ける事ってどんな事なんだろう?

それはやはり、寿命を延ばす事じゃない。
生きている限り、見捨てない事だ。
生きている限り、とことん付き合おう。

ついさっき、箱を開けると弱弱しいツバメの姿があった。
お尻に糞が沢山付着している。
もう、箱の中を動き回る元気が無い証拠だ。

お尻を洗って直ぐに乾かして保温しなきゃと、洗面所に連れて行くと、目を開け口をパクパクし始めた。

『お願い。頑張って』

声を掛けながら体を暖めていく。

『チュイッ』と、いつもの様に呼んで、砂糖水を飲ませた。

すると、私を見て体を震わせた。
でも、声は出ない。

少し落ち着いた様子だったが、手の中のツバメを暖めながら、その時が近い事を感じていた。

最期は眠るように、
私の手の中で、
私を見ながら…。

『ありがとう』

いつもと同じ言葉をささやいた。


最近、力が及ばず傷病鳥が死んで行く日が続いていて、落ち込んでいた。

海外を始め、傷病野生動物救護の世界では、最後の選択として、『安楽死』がある。

リリース不可の動物を収容するスペースや費用の問題。
延命が動物にとって苦痛な時。

先日、保護されて来たアオバズクの『安楽死』の選択を迫られる一件があった。
寿命が明らかに短く、延命は返って苦痛でしかなさそうな状態だったからだ。

悩んだが…私は『NO』と答えた。

今までやって来て1度だけ『安楽死』を選択した事がある。
その後『後悔』しかなかったからだ。

だから、安楽死はしないと決めていた。

この選択が正しいのかどうかは判らない。
この業界から見れば『甘い決断』に見えるのかも知れない。
動物にとって残された時間は苦痛しかないのかも知れない。

でも、私達人間は『生死』を理解しているが、動物達は判らない。

ただ、生きている。

この子が『死にたい』と思っているとは思えない。

私に出来る事は、苦しんでいる子のこの命を短くする事じゃなく、
苦痛を取り除く努力をする事だと思う。

暖めて、投薬して、静かに安静に…。

時間も費用も割いて…
苦しんでいる姿を見続けるのは、『安楽死』を選択するより苦痛なのかもしれない。

でも、諦めたらそこまで。
何も得るモノは無い。
たとえ、助けられなくても、死や悲しみから得るモノの大きさは計り知れない。


死にゆく動物に、私が最期に本当にしてあげたい事は、一滴の砂糖水を飲ませる事なのです。

今回のツバメには、それが出来た。

そして、このツバメが最期に残していったのは、
アオバズクの一件の後、ずっと悩んでいた私に、
『あの時、安楽死を選ばなくて良かった』という、『足跡(トラッキング)』でした。
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by w-a-tracks | 2006-07-18 01:37 | リハビリ

旅立ち

先月、雛からの成長の記録を載せたツバメも若鳥になりました。
What’s your name?
筆羽(筒羽)だったチビチビが、立派になりました!(TOT)既に感動!

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とうとうリリースです。

箱の蓋を開けると、元気良く飛び出して行きました。
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職場の周りを大きく旋回しながら、グングン高度を上げていきます。

鳥の種類によって、リリース時の行動は異なります。
ツバメはこの様に、いつもグングン飛んで、上空を旋回します。

私達の上空を5周ほどして、彼方へいなくなりました。

早く仲間に会えるといいな…。頑張れよ~!
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by w-a-tracks | 2006-07-11 23:51 | リハビリ

命の尊さとは…?

コミュニティーサイトの『mixi』で私が運営しているコミュの
☆野生動物救護☆で、先日こんな書き込みがありました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

箱根のあるホテルでツバメの巣が撤去され、巣の中にいたヒナが巣もろともゴミとして捨てられるという痛ましい事件が起きました。

http://blogs.dion.ne.jp/tateishi/

このブログの作成者はもちろん皆さんと同じく強い憤りを感じてはおりますが、現場のホテルをたたくつもりは一切ないそうです。

もちろん、このような心無い振る舞いは許されるべきことではないのですが、この事件を広く皆さんに知ってもらい、一人でも多くの方にもう一度命の尊さを見つめなおしてほしい(それが失われた命を無駄にしないことにつながる)との意図でこのブログは作成されました。ですので、その辺をどうかご理解いただければと思います。

生命は人間であろうとツバメであろうと軽い重いの差はありませんよね。どうしてこんな酷いことができたのか私も理解に苦しみます。けれど、これは紛れもない現実です。このような痛ましい事件が二度と起きないためにも、私達にできることは何か、そして今一度命の尊さを問いなおしてみませんか?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

皆様にも何か感じて頂けたらと思い、私のブログにも載せました。

私が感じ、考えた事は…ホテル側の不手際を嘆くのでは無く、今後の対応策と命の尊さについてしっかり考え伝える事です。

私の意見は下記の通りです。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ツバメはこの時期、割りと身近な野生動物です。
セッセと巣を作り、子育てをする姿は私達を癒してくれます。

でも、今回のホテルだったり、企業だったり、お店だったり…『可愛いね』と、言ってはいられない方も多いです。

お客様の上に糞が落ちてはクレームになるし、床は直ぐに汚くなるし…。

私の身の回りでもこんな事がありました。

職場の玄関先に5年前辺りから、春にはツバメがやって来て、巣を作り始めました。
私は、『あ~巣が出来たら良いな~。雛見たいな~。』
と、楽しみにしていたのです。

しかし、先生は巣材が壁に付くなり(壁に泥状のモノが付着した時点で)箒で落としました。

ツバメも負けじと、また巣材を付ける。
先生も負けじと落とす。

コレを繰り返し、ついにツバメは玄関に巣を作る事を諦め、いなくなりました。

しかし、翌年も、その翌年もツバメはやって来て、先生とのバトルを繰り返しては、諦めていなくなる事が数年続き、ついに今年は姿を現さなかったのです。

毎年『先生酷いな~…』と、思っていたのですが、今回この一件を知って、先生の行動は間違えではなかったのだと気付きました。

ツバメにとっては、一生懸命巣を作り、卵を産み、雛を育てている最中に巣を壊されずに済みました。

私達人間にとっても、糞の被害やクレームが来る前に阻止する事が出来ました。

そして、毎年繰り返す事でツバメは学習し、他の場所を求めていなくなりました。(きっと他の場所で巣作りをしている事でしょう。)

確かに、巣を壊し、雛を殺してしまう事は簡単な解決法です。
しかし、その行動は短絡的であり、また一時の解決法でしかありません。

先生の様に巣が出来る前に壊す事は、時間も労力も必要でしょう。
しかし、ツバメは命ある生き物です。
その位、どうって事は無いのではないのでしょうか?

毎年続けて…いずれツバメが諦めていなくなるのを待つ。

命を尊重しつつ、被害を回避する方法とは、
『先を見据えて、時間を掛けて行う事』だと、私は考えます。
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by w-a-tracks | 2006-07-08 22:17 | 想う事

残念…

アブラコウモリの赤ちゃん。
私の元に来て3日目に天国に旅立って行きました。

排便排尿、ミルクなど順調かと思っていた矢先の出来事です。
恐らく、『湿度・温度管理』がきちんと出来なかったのだと思います。

まだまだ、勉強が足りないな…。
アブラコウモリの赤ちゃんが残していった【トラックス(足跡)】をしっかり記録に残して、次に生かして行こうと思います。

☆LUNEさん☆
色々アドバイスありがとうございました。
ペットボトル湯たんぽ、給餌方法など参考にさせて頂きました。
また、コウモリを保護する事がありましたら、色々教えてください。
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by w-a-tracks | 2006-07-08 01:30 | リハビリ

赤子

『コウモリが壁に張り付いていて飛ばなかったそうで、保護されて来ましたよ。』
と、野生チームの先生に声を掛けられたので、安易に『は~い。』と答え、行って見ると…

『なんじゃこりゃ~!!』
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まだ、赤裸の【アブラコウモリ】の赤ちゃんです。
生まれて1~2日…いや、数時間かも知れません。
『そりゃ…飛ばないよね(^^;)』
体長【親指第一関節の大きさ】
腹空内が透けて見えます。
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目はまだ開いていません。
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アブラコウモリの成獣は何度も飼育した事があるのですが、
幼獣は初めてです。
早速、飼育本で勉強です。
体毛がまだ無いので、湿度・温度管理に気を付ける事。食餌は【ミルク】
調べても、調べても、『こんなに小さいコウモリを育てられるのだろうか…』
と言う不安は取り除かれません。

でも、赤ちゃんコウモリはしっかり鼓動を打ち、モゾモゾ動き、しっかり生きています。
よし!まずはミルクをやってみよう!

犬用粉ミルクを溶かして、とっても細いカテーテルで口元にミルクを垂らします。
『飲んだ!!』
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ミルクでお腹がパンパンです。(腹部の白く透けているのがミルクです)
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この様子をみて、少しだけ不安が消えました。

未だに不安だらけで自信は全く無いけど、1日1日この子の生命力に懸けてやって行こうと思います。

7月2日の日記 ☆続々☆ にオオタカの写真をアップしました。
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by w-a-tracks | 2006-07-04 23:46 | リハビリ

続々

ただ今『傷病野生鳥獣ハイシーズン』です。
治療・飼育に追われる毎日。

☆フクロウ 雛☆
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ゴルフ場でカラスに突かれているところ保護されました。
恐らく、巣落ちしたのでしょう。
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まだ、産毛が大分残っていました。
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レントゲンを撮った所、骨折しています。
検討した結果、外固定で骨が付くのを待つ事にしました。
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フクロウの雛の保護は、私は初めてです。判らない事だらけ…
早速、いつもお世話になっている『梟屋』さんにご相談しました。
とても親身の相談に乗って頂いたお陰で、元気にスクスク育っています。
本当にありがとうございます!

☆ツミ 幼鳥☆
『うずくまっていた』と、ツミの幼鳥が保護されて来ました。
こちらも、まだ産毛が残っています。
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羽もまだ伸びている途中。
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右眼の瞬膜が少し切れていますが、眼球には問題なく、
一般検査でも特に心配は無さそうです。
人が怖くて固まっていたのかも知れません。
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直ぐに餌をやり、保護した場所でリリースして頂きました。

☆オオタカ 幼鳥☆
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やはりカラスに襲われて他院に持ち込まれました。

そちらの先生が種類の特定をして欲しいと、メールで写真を送って来ました。
目はまだ灰色っぽく、胸の班も縦に太くどう見てもオオタカ幼鳥です。

すると、後日『リリース可か見て欲しい』と、当院に連れていらっしゃいました。
箱から出し、フードをかけ、一般チェックをしたところ、カラスに突かれた部位の傷も小さく、羽の状態も良く、全く問題なし。実際手にして見ると、まだ産毛が残っていました。
『いつでもリリース出来ますよ。』と、お伝えしました。

そちらの先生は、オオタカの保護が初めてで、危惧種に指定されているので慎重にしなければと考えていたそうです。
そこで、当院が積極的に保護活動をしている事、猛禽類も扱える事をご存知だったので、
ウチに見てもらってOKを貰えば安心だから…とおっしゃって帰って行かれました。
直ぐにリリースするとおっしゃっていました。

ペルさんを始め、多くのファルコナーさんからファルコンリーを学んで来た事が役に立って個人的にとても嬉しかったです。
ちなみに、その先生から『これはいいね~』と、フードの注文も頂きました(^^)

鷹匠道具は本当に便利なのですよ♪
実際目にして納得下さったのも嬉しかったな~。
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by w-a-tracks | 2006-07-02 01:03 | リハビリ