野生動物が残していった面白エピソ-ドから、真面目な話まで、様々な足跡を綴りました。      本サイトの掲載写真は許可無く転載、複製等固くお断り致します。すべての写真に著作権を有しています。


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<   2006年 05月 ( 9 )   > この月の画像一覧

リリース

今月は雨の日が多いですね。
晴れたとしても、次の日には雨マーク。

そんな移り気な天気にブツブツ文句を言いつつも、リリースのタイミングを計っていました。

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スズメ(若)は道路でうずくまっていた所を保護されて来ました。
体をまん丸にして目を閉じています。
『膨羽嗜眠』という状態です。
敵の人間がいても、極度の衰弱により羽を膨らませて、目を閉じてしまって動けない…危険な状態。

直ぐに処置をして暗くて暖かいダンボールハウスにて様子を見ました。

数時間後…
箱を除くと元気一杯のスズメの姿。

一時的な脳震盪等だったみたいです。
身体チェックをしましたが、問題なし!この日は天気も良かったので直ぐにリリースしました。
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以前に幼鳥で保護されてきたキジバトもリリースしました。
すっかり成鳥と変わりないくらいに成長しました。
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50m先の木まで一気に飛んでいきました。(写真は撮れず、動画を撮ったのですがアップの仕方が分からない…)

九州では既に梅雨入りしたとのニュースが…。
今後も天気との睨めっこが続きそうです。
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by w-a-tracks | 2006-05-27 00:12 | リハビリ

5cmのカラス

前回の休診日に出勤していた先輩から聞いた話です。

電話で『カラスを保護した』と連絡がありました。
屋根の隙間から落ちて来てグッタリしている。サイズからカラスのだと。
では、連れて来て下さい。と伝えたところ運ばれてきたのは…

『アブラコウモリ(成獣)』
おいおい(^^;)

確かに今までも、ツミをオオタカの雛だと言ったり、コジュケイを鳩だと言って保護されてきた事がありますが…
アブラコウモリとカラスを間違えるのか…

でも、私もこの仕事をするまでは、鳥はカラス、鳩、スズメ位しか知らなかったもんな…

もっと多くの方に『日本の野生動物』について知って欲しいな…と感じた一件でした。
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by w-a-tracks | 2006-05-24 23:03 | リハビリ

食痕

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いつもお世話になっているjumpeeさんから『キツツキ類の給餌方法』のアドバイスを頂いたので、実践してみました。
丁度、カブト虫飼育用の木があり、ゼリーを入れる穴が開ています。
穴にすり餌&ミルワームを詰めました。

半日後、取り出して見ると『ほじって食べた形跡あり!』

床の置餌でも食べていますが、実際に木に掴まり食べている様子を観察出来たら、また報告しますね♪
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by w-a-tracks | 2006-05-24 12:55 | リハビリ

コゲラから宝塚まで

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コゲラの幼鳥が保護されて来ました。

小鳥の種類識別が苦手な私。
この仕事をやって来てようやくおおよその区別は付いて来ましたが、
『コゲラ』『コガラ』あれ?どっちだっけ??
キツツキの仲間だから…『コゲラか!』シジュウカラの仲間が『コガラ』だ!
何て、大きな独り言をつぶやきながら、図鑑と睨めっこです(^^;)

コゲラ』の指は前に2本後ろに2本のキツツキ特有の仕組みになっています。(オウムもですよね)
木に垂直にとまり、穴を空け中の虫を食べます。
木を叩く音をドラミングと言い、北海道に住んでいた先生は良くクマゲラのドラミングを聞いたとの事。

今回保護されてきたコゲラは頭の色がまだ薄く、顔つきもまだ幼さが残っています。
もう親鳥から巣立ったのでしょうか?翼を傷めているようで、飛べません。

私の経験上での事ですが、キツツキの仲間は飼育が難しいのです。
木を突いて中の虫を食べるので、置餌ではなかなか餌付いてくれません。
しかも、結構神経質…

でも、以前アオゲラの幼鳥が保護されてきた時と同様、この子も幼鳥なだけあり、
成鳥程の警戒心は無いみたい。直ぐに餌を食べてくれました。

ケージはダンボールだと穴を開けて脱走しまうので、バリケンの中にダンボールを入れました。

そんなバタバタしている中、警察の方がやって来ました。
なんだか3人がかりで、大きな網を運んできます。

『おお~孔雀♂だ~』
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とある工場でウロウロしていたそうです。
思わず『ジュディ オングみたいね』なんて隣にいた新人さんに言いそうになったのですが、
まだ20歳の彼女が知る訳も無く、年がバレる!!っと、あわてて台詞を飲み込みました。

孔雀は野生動物ではないので、『拾得物扱い』になります。(大きな落し物?)
飼い主さんが現れるまで、ウチで一時預かりです。

それにしても立派な尾羽だこと!
アオサギが小さく見えます。
大鳥舎も一気に狭くなってしまいました。

羽の状態もとても綺麗なので、大切に飼育されていたと思われます。
早く飼い主さんが見つかる事を祈ります…
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by w-a-tracks | 2006-05-22 22:33 | リハビリ
去る、3月21日(春分の日)に開催された、
『スカイトライアル in 茨城 ハヤブサ祭り』の模様が、
小学館のアウトドア雑誌【BE-PAL(ビーパル)】のメールマガジン【エア・ビーパル】に掲載されました。

ちなみに、原稿はこのイベントを主催したSTOOPERのペルさんが書きました。

「鷹狩りがスポーツに。ファルコンリーの魅力」

『☆アニマル・トラックス☆』の野生動物救護活動の一環として行った、<ファルコンリーと傷病野生猛禽のリハビリについて>のミニ講習会の様子も載っていますので、是非ご覧になって下さい。

(メインカットはIggyです♪)
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by w-a-tracks | 2006-05-21 22:01 | ファルコナー
昨日、埼玉県環境部主催の【平成18年度傷病野生鳥獣を助ける獣医師研修会】に当院から今年入社の獣医師さんが参加しました。
本当は私も行く予定だったのですが…診察の関係で行けず(T_T)
代わりに、聞いてきて欲しい事のメモを渡し、『宜しく~』と送り出しました。

埼玉県には『野生動物保護センター』は無く、幾つかの動物病院が傷病野生鳥獣指定病院として、傷病鳥獣の受け入れをしています。
また、保護飼育やリハビリ、リリースを一般の方にお願いする、ボランティア制度もあります。
今回は獣医師さん向けの傷病野衛鳥獣救護の勉強会です。

救護活動の今後の方針や受け入れ態勢の統一化。
野鳥の見分け方。
埼玉県で保護される鳥獣の生態と保護治療。などなど。

これらを講師の先生を招いて話し合ってきたそうです。
特に今後の方針については、一般の動物病院が殆ど無償で行っている事もあり、多めに時間を割いてしっかり話し合われたそうです。

先生は診察の時間が気になりつつも、しっかり講師の先生に質問をして来て下さいました。
『各ケースの治療方針』など等、これから検討していく事に決定。

また、今まで野生動物担当は私だけだったので、自分流のカルテの作成をしていたのですが、
これからはしっかりしたカルテを作る事も決まりました。
傷病野生鳥獣チームのモチベーションもグンッと上がったかな。

明日はボランティアさん向けの【平成18年度傷病野生鳥獣保護ボランティア講習会】が開催されます。
私も参加させて頂きますので、しっかり勉強して来ます。

詳しくはホームページ☆アニマル・トラックス☆に載せる予定だったのですが、
何だか調子が悪く、現在お休み状態…
直ったら載せます。ご迷惑をお掛けします。
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by w-a-tracks | 2006-05-12 19:54 | 想う事

『道で飛べずにいました』
箱を開けると『ツバメ』がこっちを見ました。

独特の青黒い色の艶のある美しい羽。
おでこと顎の赤茶色。
ピンと伸びた長い翼&尾羽。

立派な成鳥です。
思わず見とれてしまう程、美しい&可愛い鳥です。

確かに、左翼が下がっています。
その他は全く異常なし。餌も直ぐに食べました。

早速レントゲンを撮ります。
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問題の左翼、胸骨、鎖骨、烏口骨…とジックリ診ますが骨折、脱臼なし。
まずは一安心。

もう一度、チェックしてみますが、触診でも腫れも無いし、皮膚の変色なども無い。

床にツバメを置いてみると、羽を広げるが、やはり左翼が上手く動かず飛べない。
テケテケーッと、走っていってしまいます。

でも、動かす事は出来る。
一時的な筋肉の炎症かな?
一応、筋肉を引き上げて固定する事により、筋肉の負担を少なくしました。
また、下がった羽を踏んで悪化させない為でもあります。

ただ、とても小さい鳥です。
一番小さいテープを使ってもこの通り。
左に傾いてしまいます。
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その後工夫して、どうにか固定しました。
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…が、やはり重みで倒れてしまったので、今は尾羽だけクロスして留めています。

今日もパクパク食べて、プリプリ良い便をしています(^^)
羽や一般状態の良いうちに早くリリースしたいな~…

もしかしたら、パートナ&雛が帰りを待ってるかも知れないのですから…
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by w-a-tracks | 2006-05-11 00:27 | リハビリ

ヒガラ

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シジュウカラ科の中でも最小の『ヒガラ』が保護されて来ました。

興奮すると頭上の冠羽が逆立ちます。
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保護者さんに受付で書類に記入を頂いている間も
『チーツツーリリリー』と、とても美しい歌声を聞かせてくれた事からも、籠の中に入れた餌も直ぐに足で掴みながらパクついた事からも、体調には問題なさそうです。

『飛べない』との事でしたが、保護時の状況を尋ねても、保護者さんは『鳥獣保護員』をされていて、今朝警察の方から預かったそうで、経緯は全く分からないとの返答。

ただ、視診ではどうも羽がおかしい。
尾羽は明らかにスカスカです。

手に持って診てみました。
竜骨突起の周りを触ってみる→削痩なし
外傷(出血)等なし。
翼を広げると…
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次列風切羽が折れていました。尾羽も2本しかありません。
ためしに、部屋に放してみても、少し浮く程度で飛べません。

換羽しないとリリース出来そうにないです。
でも、どうして?次列が折れているのか…疑問が残ります。
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by w-a-tracks | 2006-05-06 22:02 | リハビリ

アニトラ in 秩父

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ゴールデンウィークの真ん中の5月4日。
快晴!ハイキング日和!
と、言う事で奥武蔵・秩父に『トラッキング』に行って来ました。
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ウグイス・ホオジロ・キセキレイetcの美しい囀りの中で、時折聞こえる幼鳥らしき親を呼ぶ声。
双眼鏡を覗いてみるものの、幼鳥の姿を捉える事は出来ませんでしたが、
きっと、体を震わせ、『お腹空いたよ~♪』と鳴いている姿が目に浮かびます。
この季節ならではですね♪

タヌキかな?糞跡み~つけ!
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何だか分からないけど、穴み~っけ!
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他に何かないかな?っと、下を見ながら歩いていると…
目の前に大木が立ちはだかりました。
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途中で折れ、虫喰い穴が沢山空いていています。
既に枯れてはいるものの、この存在感からは『生』を感じさせられました。
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今回初めて一緒にトラッキングをした友人は、草を拾っては
『子供の頃よくこの茎を舐めたんだけど、苦いんだよ。もっと成長するともっと苦くなるんだよ。』
とか
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『ヤマブキ』の茎を千切ると糸が伸びるので、何個茎をぶら下げたか競ったとか
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色々な遊びや話をしてくれてました。
感心しつつ…幼少の頃を懐かしく想いました。
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by w-a-tracks | 2006-05-06 21:23 | トラッキング