野生動物が残していった面白エピソ-ドから、真面目な話まで、様々な足跡を綴りました。      本サイトの掲載写真は許可無く転載、複製等固くお断り致します。すべての写真に著作権を有しています。


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<   2006年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

久々のリリース

胸部裂傷&骨折で保護飼育していた『キジバト』
長い長い入院生活を終え、やっとリリースしました。

他にドバト2羽(骨折、トリコモナス)も一緒に。

思っていた通り『ピューン』と飛んで行きました。

保護期間が長いと、思いがけない事故や病気で落鳥させる危険もある訳で…
いや~ホッと一息です。

実は、このキジバト達は半月前からいつでもリリース可だったのです。
しかし、リリースしようと思うと天気が崩れ…伸び伸びになっていました。

人は私を『雨女』と呼びます。
ファルコンリーを教わっているペルさんには『風女』とも呼ばれています。

うぅ…でも、認めませんよ!
リリース目前のキジバトのリリースは一発で決めて『雨風女説』を払拭します。
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by w-a-tracks | 2006-04-30 22:47 | リハビリ

鷹匠道具~応用編~

この鳥は誰でしょう?
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正解☆キジ☆です。
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足の怪我の為に治療をしています。
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キジだけでなく、鳥の保定にはこの
『キャスティングジャケット(全身を包み動けない状態を作る)』
『フード(目隠し)』が大助かりなのです。

因みに、このキャスティングジャケットは私の手作りです。
下記の活動を行っていますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。

~アニマル・トラックスからお知らせ~

傷病野生猛禽類の治療やリハビリに使用する
フード(アングロ・インディアン・フード)やキャスティング・ジャケット(保定用具)を製作いたします。(材料費・送料のみご負担下さい。)

傷病野生猛禽類の治療やリハビリをされている方々に、少しでもお力になれればと思います。
必要な方は下記までご連絡ください。

フードで鳥の視界を遮り、キャスティング・ジャケットでしっかりと翼や足を保定することにより、
「一人でも」安全に、そして速やかに作業することができます。

HP ☆アニマル・トラックス☆ http://www.a-tracks.jp/
メール:hiyobird@yahoo.co.jp
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by w-a-tracks | 2006-04-27 01:15 | ファルコナー

☆1周年☆

野生動物観察日記もお陰様で1周年を迎える事が出来ました。

傷病野生鳥獣達の足跡からだけでなく、このブログに立ち寄ってくださった、多くの方々の足跡からも大切な事を学ばせて頂きました。

日本という国は島国であり、海・山・森・平地と、世界でも稀に見る自然大国なのです。
この自然があり続ける為に…野生動物がいなくならない為に…

まだまだ、傷病野生鳥獣リハビリテイターの認知度は低いですし、
野生動物保護活動も広く普及していかなければなりません。

しかし、私達に出来ることを、環境破壊の犠牲者である傷病野生鳥獣の足跡(メッセージ)を通して考えていけたらと思っています。
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by w-a-tracks | 2006-04-26 01:47 | 想う事

鳥同好会

新年度から新しい先生&看護士が仲間入りしました。

獣医さんは『野生動物をやりたい』と、やって来ました。
看護士さんも『野生動物・鳥大好き』と言っています。

強い味方出現!!こりゃ~離さないぞ!!!
とばかりに、早速お二人にアレコレ頼んでます。

『鳥同好会(傷病野生鳥獣)』の活動もかなり活発化して、
今まで(私だけでは)やれなかった事がやれるようになって来ました。

身近に夢を語り合える仲間を得たことで、私のモチベーションだけでなく、
リリース率や保護活動の普及も上がって行けたらと思います。
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by w-a-tracks | 2006-04-19 00:35 | 想う事

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春。待ちに待った季節を迎えました。

~別れ~
トリコモナス症で保護されてきた『ドバト』も大鳥舎で自由に飛び回りながら、春を待っていました。暖かく、餌のとれる良い時期にリリースを予定していたからです。

先日、職場近くでリリースしました。
『あり?いいの??』
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『自由だ~』
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…でも、今は、水鳥舎(屋根が無い)で大鳥舎に入りたそうに、水鳥とちゃっかり生活しています(^^;)しばらくすれば、いなくなるでしょう。

~準備~
昨年、雛で保護され越冬したツバメです。
額と喉の色が見事に赤くなりました。(成鳥)
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今月リリース予定だったのですが、初列風切羽、尾羽が折れてしまったので、渡りの時期までに、もう一度換羽させる事にしました。
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『羽を切る』事は初めてしました。色々な方に相談し、検討し決断しました。
根元で切り、換羽時期に使用するビタミンを摂らせ、新しい羽が早く伸びるのを待ちます。

~恋~
アオサギ(今回のBIRDERに載りました)の嘴が赤く染まってきました。
婚姻色です。恋する季節の到来を感じます。
黒色の冠羽も立派です。首の縦班も成鳥の証です。
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~お引越し~

コノハズクはこの度、前回の倍以上ある『ダンボールハウス』にお引越しです。
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部屋の隅の暑過ぎず、寒過ぎない窓の隣に置きました。
隠れ場所に居ても、日光が当たる様に天窓を付け、ジャンプアップ出来る様に止まり木を渡し、色々気を配りました。
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室内に居たキジバトは、ただ今3羽大鳥舎にいます。
キジバトはドバトと違い一緒のケージで飼育できます。
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胸の裂傷で看護していたキジバトの傷はすっかり良くなり、多少羽は痛んでいるものの、
しっかり飛べるし、穀物食ですので生きて行くのに支障は無いと見て、近々天気と相談してリリース予定です。

オシドリは、はじめ水鳥舎に放していたのですが、元々木陰に隠れて生活している為、
人が近づくと大パニックを起こしてしまいます。
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すると、その様子に驚いたアヒルやカルガモに突っつかれる始末。
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今は、水鳥舎内のバリケンに居ます。
掃除の時には自ら『パーッ』と飛び出し、掃除が終わると『パーッ』と入ります。
案外居心地良いみたい…
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by w-a-tracks | 2006-04-07 01:34 | リハビリ

ツミ

『カラスに襲われていた鳥を保護したのだけど、飼い方を教えて欲しい』
と、一般の方から連絡が来ました。

勿論『野生動物は飼育出来ませんよ』と説明し、箱を開けて見ると…。
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小型猛禽がチラッと見えました。

丁度、ダンボールの下側に穴が開いていたので、穴のふちに肉を置いてみると、
サッと一瞬にして無くなりました。
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『お腹減らしているんだ~』
その後は、まるで息の合った餅つきの様に、置いては無くなり、置いては無くなり…
お皿の肉はあっという間に無くなってしまいました。

早速『BIRDER』でお馴染みの『赤勘兵衛氏』に連絡をし、来て頂きました。

見た瞬間、『ツミの♀(若)だね。ハイタカの♂にもサイズ的には似るけど、区別の仕方は尾羽の長さだよ。それにしても、何でこの時期にもう渡って来てるのか~。へぇ~。』

流石です。(因みにツミの雌雄の見分け方はサイズだけでなく、目が黄色いのが♀ 褐色が♂)

そんな二人を気にもせず、さっき箱に入れた肉をパクつくツミ♀
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神経質と言われるツミが(しかも野生)人目を気にしないと言う事は相当削痩している証拠。
竜骨突起の周りの胸肉を触って見る(肉色当て)とペラペラです。

確かに、保護されてきたのは3月中旬。渡りにはまだ少し早い…
羽が落ちている様子(翼の骨折)もないし、獲物が獲れずに衰弱した所、カラスに襲われたのかな?と、二人で話して、リハビリ必要の無い期間のリミット10日間を目安にしっかり食べさせて、リリースする方針に決まりました。

短期保護ですので、テイルケースは付けません(ストレスになるので)
代わりに毎日尾羽、初列風切羽はお湯で濡らします。
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①濡れている羽は折れにくい。
②糞が羽に付着し乾くと尾羽は簡単に折れてしまう。
③お湯に付ける事でダンボールに当たって曲がった羽を伸ばす事が出来る。

STOOPERのペルさん傷病野生猛禽用に作って頂いていたフードを着けると、
身体検査も簡単。全く微動だにしません。
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胸のハート型の班が若鳥である事を示しています。
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保護→140g→170g→180gと順調に体重が増えてきたので
新聞の週間天気と睨めっこして、保護して8日目が晴れが2日続く日にあたったので、
リリース日に決定。

当日も身体チェックをして…
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さて、出発です。
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飛んで行け~。
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ダンボールから勢い良く飛び出し、低空飛行をして5~6m先で着地しました。

キョロキョロするが、中々飛び立たないツミ。
何だか嫌な予感。

また、低空飛行で数m先に進みました。

『浮上出来ないんだ!』

回収!!!

走り出した私を見て、ビックリしながら逃げるツミ。

しかし、20m先で敢え無く捕獲。
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今回の様に、全てのリリースが上手くいくとは限りません。
リリースがまだ早かった場合、回収をしなければいけません。

それにしても何で??

次の日に先生にレントゲンを撮って頂きました。
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翼にはやはり骨折等なかったのですが、
右側の烏口骨(ウコウコツ)骨折が見つかりました。

烏口骨は翼の支柱になっている鳥特有の骨です。
私はココの骨折は初めてのケース。

オペは難しいので、ケージレストで骨が付くまで安静です。

はぁ~。
でも、また勉強になりました。

『烏口骨骨折をすると上昇(浮上)出来ない』
『烏口骨骨折では外見上、翼は下がったり上がったりしない』
『烏口骨骨折での飛行は、どちらかに傾く事無く、地面と平行に飛べる』

どうにか上手く骨が付く事を祈ります。
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by w-a-tracks | 2006-04-03 22:12 | リハビリ