野生動物が残していった面白エピソ-ドから、真面目な話まで、様々な足跡を綴りました。      本サイトの掲載写真は許可無く転載、複製等固くお断り致します。すべての写真に著作権を有しています。


by w-a-tracks
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

<   2006年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧

コミミズク&ノスリ

仕事を終え、午後からイギーのトレーニングをしました。

ポールルアーを使って2フライトさせ、筋力アップの為にジャンプアップをしていた所、
イギーの様子が変です。
顔をヒョコヒョコさせ、落ち着きがなく、一向にエガケに飛んで来ません。
さっきまで集中力もフライトも良かったのに…(??)

そうこうしている内に、ファーと4メートル位先まで飛んでいってしまいました。
イギーを据え上げに行ったその時、イギーがずっと気にしていた方向から何かが飛んで来ました。

『コミミズクだ!!!』
d0035420_064322.jpg


初めてコミミズクを見ました。
優雅に低空飛行で、獲物を探しながら飛んでいる姿に感動!
d0035420_0848.jpg

d0035420_082095.jpg


しばらく魅入ってしまいました。
そりゃ~イギーも落ち着かないよね。

帰宅途中の車内で、またイギーが『ケェケェケーッ』と警戒音を出し、バタバタ暴れだしました。
今度は何?と、周りを見渡すと…
d0035420_0115713.jpg

ノスリが鉄柵に停まっていました。

トレーニング中も、2羽のノスリが近づいて来ていたので、今日で3羽目のノスリです。
そう言えば、ペルさんを始め以前一緒にトレーニングした鷹匠さん達が『今年はノスリが多い』と、おっしゃっていましたが、
本当に結構いるな~と実感しました。

でも、それにしては最近ノスリの保護は減りました。
(??)どういう事なんでしょうね。
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-30 00:17 | トラッキング

オナガ

オナガが保護されて来ました。
オナガも大好きな鳥の一つです。
いつも、そんな事ばかり言っていますが、身近な鳥は仕事柄、保護飼育する機会が多いので
接しているうちに虜になってしまうのですよ。

スズメ目カラス科だけあって、顔はカラスに似ていますね~
d0035420_23561734.jpg

名前の通り尾羽がなっが~~~~い!!!
d0035420_23514394.jpg

それにこの色彩!美しいですね~

集団で生活をし、敵を皆でおっぱらったり、雛の世話を手伝いっこしたり、
とても賢い鳥です。

学生時代お世話になった【野生動物ボランティアセンター】では、
何と!20歳(人間では100歳位)のオナガがいました。
名前を『ピーちゃん』と言い、保護した方も良く面会に来られて、皆に愛されていました。

野生のオナガは『ギューイッ』と濁声だったりしますが、この『ピーちゃん』は
『キューイ♪』と、とっても可愛い声で鳴いていました。

残念ながら、私の実習中に死んでしまったのですが、体重もしっかりあって『老衰』でした。
当時は飼育下では長生きするんだな~と思っていたのですが、
傷病野生鳥獣をやってきて思う事は、ここまで生きてこれたのはオナガと言う種類(身近な鳥で比較的人に馴れている)であった事と、センターの方の飼育がしっかりしていたからだと実感しています。

さて、今回保護されてきたオナガですが、家の前でバタバタしている所を保護されてきたのですが、左翼の上腕骨とトウ骨尺骨の関節部分が骨折しており、左足の力も弱いです。
d0035420_083364.jpg


まずは関節が変にねじれて固まってしまわないように、バンテージ固定しました。
『エキスペ』を投薬して、後は静かに暖かくして様子を見ます。
d0035420_0122380.jpg

[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-27 00:12 | リハビリ
アトリエ・ファルコノイドの杉崎さん主催の
【猛禽類 自然教育プログラム】に私とイギーも参加させて頂きました。

地元のボーイスカウトのカブスカウトの子供達に鷹匠さんが
鳥を披露しながら、猛禽類について教えるというものです。
d0035420_0425313.jpg

d0035420_0421313.jpg

猛禽類のフライトを見せた後、(イギーも頑張りました^^;)
質疑応答しながら、猛禽類や自然界について簡単に説明をしていきました。

ドキドキの飼い主を尻目に緊張する事無く、羽繕いを始めるイギー…
d0035420_0431196.jpg

『ふふ~ん』…かなりリラックスモードです。
d0035420_0511659.jpg

最後に、鳥を手に据えての記念写真!
最初は間近で見る鳥に、オッカナビックリの子供達でしたが、
いつしか良い笑顔をしていました。
d0035420_0514245.jpg

d0035420_0472491.jpg


私も傷病鳥獣を通して、この様な【教育プログラム】を企画したいと思っています。
今回参加させて頂いた事で、頭の中にモヤモヤ~とあった大まかな案が、
すこしハッキリしてきました。
是非とも参考にさせて頂いて、今後の活動に役立てて行きたいと思います。
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-24 01:20 | ファルコナー

爪&嘴切り

左目が白内障でリリースが出来ないので、保護飼育している
フクロウB』さん

そろそろ、爪&嘴が伸びてきたので、ファルコンリーで言う
Coping(コーピング)』をしました。

キャスティング・ジャケットで保定
これで、一人でスムーズに行えます。
d0035420_1254686.jpg

【爪きり】
犬・猫用の『ギロチンタイプ』の爪切りでチョキチョキ切ります。
勿論、切り過ぎると出血してしましますのでご注意を!
出血した時は止血パウダーを擦り付けて止血します。
d0035420_127962.jpg

次に【嘴切り】です。
上嘴・下嘴が伸びているのと、正面から見て右の下嘴の厚みが出てしまい、
きちんと嘴が閉じなくなっています。
d0035420_1292511.jpg

ヤスリ、爪切りで削っていきます。
d0035420_1323666.jpg
d0035420_132548.jpg

作業完了!
d0035420_1344228.jpg

『フクロウB』さんは不服顔ですが、何とか綺麗に出来ました。
やっぱり、キャスティング・ジャケットは重宝します!
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-20 01:34 | ファルコナー

オシドリ

仲の良い夫婦の例えに使われる『オシドリ♂』が保護されて来ました。
実は毎年別の鳥とツガイになるので、この例えは正式には間違っているのですが…(^^;)
d0035420_2248967.jpg

全身見事な色彩で、どうしたらこんなに複雑な羽色になるのか、不思議でしょうがありません。
特に、『イチョウの形』の羽が見事の一言です。
そして、とても優しい目をしています。
d0035420_22551048.jpg


平成14年6月に『カルガモの雛』が保護されて来ました。
前年に『カルガモ』を雛から育て上げた先輩が、その雛の担当になりました。

見た瞬間、『カルガモの雛ってこんなんだっけ?』とつぶやく先輩。
そう言われれば…と図鑑を調べ上げましたが、結局何の雛か判らず、成長を待っていると
何と、『オシドリ♀』でした。
全身灰褐色、目の周りが白色で地味な鳥でしたが、やはりとても優しい目をしていました。

オシドリは中々面白いカモです。
植物食ですが、特に好きだとされているのは『どんぐり』
当院ではドングリの他に『麻の実』『殻付き粒餌』『白菜』『藻』等与えていました。

そして、休む時などは木の枝にとまるのです。

鳥を雛から育てると、割と人に懐くのですが、オシドリはとても警戒心が強く、
ヘタに手を出すと『カプカプカプッ』っと良く噛まれました。

しかし、先輩はオシドリの成長と共に立派な『オシドリ使い』になり、
掃除の時には、木にとまる習性を生かし、腕をそっと足元に持って行き腕にとまらせ、
そのまま移動させるという小技を習得していました(^^)v

この『オシドリ♀』は10月まで育てて(450g)
オシドリの繁殖、保護に力を入れている『井の頭自然文化園』にお任せし、
後日放鳥して頂きました。
d0035420_0502681.jpg

今回の『オシドリ♂』は右上腕骨骨折し、鼻腔からは出血しています。
交通事故か電線に引っかかったかで、飛べずにいる所をカラスにつつかれていたそうです。
治療を施し、リリースの可能性を探っていこうと思っています。
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-15 23:23 | リハビリ

セレブ生活

左足ふ蹠の骨折で、保護しているドバト(若)

暖かい室内で、美味しい餌だけを自力で食べ、あとは私に『餌くれ~』とせっつき、
昼の掃除の時間にはケージから出すとパタパタ飛び、肩に乗ったり、羽繕いをしたりと、
何とも『セレブ』な日々を送っていました。

そうこうしている内に、添え木をしてから1ヶ月が経ちました。
数週間前から、テクテク歩いていたのでもう安心だろうと、バンテージを取りました。
d0035420_23152495.jpg

チョキチョキ
d0035420_23164527.jpg

すっきり!骨も無事付いて跛行もありません。
d0035420_23174564.jpg

d0035420_23175810.jpg

念のため更に1週間室内でリハビリをしてから、とうとう鳥舎デビューです。

≪初日≫
先住ドバト達に怯む事無く、餌場で相変わらず餌を嘴で掻き乱し始めました。
でも、美味しい餌が見当たらないらしく、食べようとしません。
恨めしそうな顔で見つめるドバト(若)
『うぅ、胸が痛い…』

≪2日目 朝≫
私が掃除に現れると、パタパタ飛んで肩に乗り離れません。
それでも無視して掃除を続けると、偽傷してこっちをジーッと見ています。
『う~諦めてくれ~』

≪2日目 昼≫
ようやく今までのセレブ生活とは勝手が違う事を理解したのか、先住ドバト達と餌を食べ始めました。
もう私の事なんて見向きもしません。
『ホッ。』
d0035420_23295589.jpg

d0035420_2330971.jpg


鳥舎でリハビリが済んだら、春が来るのを待ってリリースです。
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-14 23:31 | リハビリ

塞翁が馬

【塞翁が馬】
人生は吉凶・禍福が予測できないことのたとえ。
塞翁失馬。人間万事塞翁が馬。(広辞苑)

私が高校1年の時学びまして、今では良く使う言葉の一つです。

前回『オオコノハズ』の右眼が開いた時に、自分の事を『慎重で心配性』と書きましたが、
傷病野生鳥獣の仕事では【塞翁が馬】である事が多いからなのです。

回復したと思ったら、一気に落ちていってしまったり、
重傷かと思ったら、回復してリリース出来たり…

大体、最初のパターンが多いので、『嬉しい・順調・回復』があったとしても、
極力喜びすぎず、慎重に治療を進めて行きます。
勿論、リリースまで持っていけた場合は両手を挙げて喜んでいますがね。

それでも仕事を始めた当初は、全てに『一喜一憂』して初々しかったのですよ~

でもね…嬉しい事が起きてあまり喜び過ぎると、ドヨ~ンと落ち込む。
その反動が大きいので…
性格でしょうけど、思いっきり凹んでしまうのですよ。

今回の『オオコノハズク』の右眼開眼は本当に嬉しくて嬉しくて
(保護時の年末の状態では落鳥寸前だったので)
自分的には『オオ~~~ヨロコビ~~』だったのを、
『オオヨロコビ~』程度にして、珍しくブログで喜びをあらわに報告しました。


オオコノハズクの右眼が開眼した時から、結構箱の中を動き回るようになったので
垂れ下がっている左翼を自分で踏んで骨折が悪化してはいけないとバンテージ固定をする事にしました。

連休明けて職場にオオコノハズクを連れて行き、羽を見ると
『!!!』
骨折部が開放骨折になっていて、しかも『とう骨』も折れている…

『もっと早くにバンテージまいていたら…。もし…していれば。』
【たら・れば】も傷病野生鳥獣では良く浮かぶ言葉です。
でも、自宅にいたので…、以前はバンテージを巻くに当たってのストレスに耐えられなそうだった…
言い訳も次々頭の中に出てきます。

直ぐに先生に診て頂きました。
場所が場所だけに、翼を広げて滑空すると、風の抵抗に耐えられず折れてしまう可能性が大きいので、リリースは難しいとの診断でした。
出ている骨を削り、羽を畳んでバンテージで8の字固定をしました。

今では、保定のストレスか、バンテージのストレスか、
またオオコノハズクの頭が傾いてしまいました。
思いっきり後退です。

勿論、元々翼の骨折がある以上、リリースの可能性はとても低かったのですが、
これで完全にリリース不可になってしまいました。
野生動物にとっては1%と0%の間にはとてつもない距離があるのです。

常に最善を尽くす様考えて看護に当たっているつもりですが、
うまく行かない事が多いです。

ただ、今回の一件を落ち込んでばかりいてはいられません。
今後の活動に生かす為に、落ち込んだらその大きさの分、
しっかり反省して教訓にしなければ。

『大切な命』を預かっている以上、自分を甘やかす事は出来ないです。

『オオコノハズク』の回復を喜んで下さった方々。本当に申し訳ないです…
また、回復報告が出来る様に、今後も頑張ります。
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-12 21:58 | リハビリ

オープン!!!

ただいま連休中(^^)
自宅で看護している『オオコノハズク』は相変わらず食欲旺盛で、
体の傾きも大分落ち着いてきました。

昨日は最後の一口分を『置餌』として、箱の中に入れて置いたのですが、
今朝箱を開けてみると、何と無くなっている!

でも、床材が揉みくちゃになっていたので、本当に食べたのか不安…

今日は日中出掛けるので、朝に餌の2/3を挿餌で残りを置餌にしました。

夜遅く帰宅し、早速箱を開けると、またもや床材がめちゃめちゃ…
d0035420_037829.jpg

もう~(^^;)って交換しようした時に…あれ??
d0035420_0373629.jpg

『右眼が開いてる!!!』

今朝までギュッとつぶっていた右眼がとうとう開きました!
充血、傷、白濁などなく、瞳孔の反応も眼圧も問題なさそう。

ホッと一安心です。

保護時に目の開かない事を先生に相談すると、
『目を閉じている方が眼球を守れるので、そのままで様子を見よう』と言われました。

本当に開くのか、眼球はどうなっているのか、不安な毎日でしたが、
待った甲斐がありました。

後は左翼だけです。

体調が回復してきたので、正月明けに先生にレントゲンを撮っていただきました。
d0035420_044417.jpg

尺骨が折れていますが、幸いとう骨は無事なので、
オペをしなくても付くとの判断になりました。

箱の中でも大人しくしているので、とりあえずは外固定もしないで様子見です。

普段は慎重で心配性な私ですが、
今日は嬉しくて嬉しくて、最高の日だ~!
っと浮かれながら、興奮の中ブログを更新しています(^0^)
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-09 00:50 | リハビリ

Iggy

『Iggy』は相変わらず、「キィキィ」餌鳴きして元気です。
d0035420_042115.jpg

トレーニングの方は…

実は、平日は【STOOPER】のペルさんにお願いしています。
ペルさんは、昨年末に独立・起業し、猛禽類(主にハヤブサ)の販売・道具・トレーニング代行・イベント企画をされています。

私の仕事が早い上に、職場が遠いのでファルコナーさん方がされている『朝練』が出来ません。
(日が昇っていない…)
『夜練』で出来る事も、もう無い。

でも、毎日飛ばしてあげたい…

と言う事で、平日はペルさんにトレーニング代行をお願いし、休みの時はトレーニングを教えてもらっています。
勿論、仕事としてお願いしています。
d0035420_0435065.jpg

やっぱり、直接教えて頂いていると勉強になります。
一人でトレーニングするよりも、楽しいですしね(^^)

普段使っているトレーニングフィールドでは、時々顔見知りのファルコナーさん達と偶然会う事があり、トレーニングを見学させてもらったり、見てもらったりしながら楽しくやっています。

これからも、私とIggyは多くの方に支えられながらトレーニングを進めて行こうと思っています。
d0035420_0424245.jpg


【Iggyのこれまで】
ファルコナー(見習い)
coping(コーピング)
Iggy&Pop
トレーニング開始
丸い!!!
イギートレーニング経過
嘴切り
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-06 00:46 | ファルコナー
~新年 明けましておめでとうございます~
    今年も☆アニマル・トラックス☆を宜しくお願いしますm(__)m
            
今年は傷病野生鳥獣のリハビリだけではなく、環境・自然・法律など勉強し、
様々な方との交流の中で、自分を成長させていきたいと思っています。                           
滞っていた私のホームページ【☆アニマル・トラックス☆】ですが、
新年を迎え心機一転!少しずつ更新していきます。
早速、≪餌・給餌方法≫を更新したので、ホームページの方も宜しくお願いします。

自宅で看護中の『オオコノハズク』は順調に回復しています。
d0035420_14563836.jpg

大晦日までには、3歩ほど歩いたり、左目を開けるようになったり、「カッカッ」と小さな声で威嚇するまでになりました。

そして、元旦には差餌で食べるようになり、私の指を強く握るまでになりました。
d0035420_1457928.jpg

(TOT)うぅ~痛かった…
でも凄く嬉しい!!!

まだ、右に傾いてはいますが、大進歩です。

「何をその位の回復で喜んでるの??」と、思われる方もいるでしょう。

保護時の膨羽嗜眠の状態から考えると、きっと数年前のわたしなら、
落鳥させていたと思うからです。

傷病野生鳥獣のリハビリテイターを志してから、今までの年月の中で、
多くの野生動物たちと出会い、別れ
その中で得た知識や技術が大きな財産になっています。

そして、【自信】になっているのです。

今後の活動方針としては、【傷病野生鳥獣リハビリ】を広めて行こうと思っています。
経験と自信を新たな活動への起爆剤として、大きな一歩を歩み出します。
[PR]
by w-a-tracks | 2006-01-02 14:57 | リハビリ