Cielの餌
2006年 12月 05日
職場の掃除・診察・手術・入院動物の世話など等。朝から晩まで看護師として働いています。その合間を縫って、現在は30以上の野生動物の飼育・治療・リハビリなど等行っています。野生動物の手術は病院の仕事が終わってから行いますので(時々、休日の昼)帰りが午前様なんて事も。
でも、こうやって自分の夢であった野生動物救護をめい一杯やっていられているのは、院長を始め、先生方やスタッフの多大なる協力&理解のお陰なのです。
6年前に『野生動物やりたいです!』と、アルバイトとしてお世話になってからズット、『野生動物は任せる!』と、世話から餌から何から本当に全て任せてやらせて頂いてます。
鳥舎にネットを張っていると、先生も一緒にネットを張って下さったり、『地面が土だと管理が…』と言うと、業者さんを呼んでコンクリートを張り、屋根も付けて下さいました。
そして、10月のイベント前には『車庫を野生動物部屋にしていいよ。』と、車庫の中を空け、水道も直ぐに設置。(今後、断熱材やエアコンも入る予定)
今回熊が保護されて来ると、大先生&院長は揃ってホームセンターに行き、直ぐに大きな頑丈なケージを購入。更に、業者さんに加工を依頼。
院長は180cm以上の長身です。かなり大きいケージです。
どう書いても、動物病院の枠を超えていますよね。いくら、傷病野生動物指定病院だとしても…日々の飼育費も時間もかなり費やして…申し訳ない位。
野生動物の診療を受けない所もあると思いますが、ウチでは『やりなさい。勉強になるから』と先生が勧めて下さいます。そして、自分の力不足で動物を死なせてしまった時は、『次、繰り返さなければ良いから』と。
本当に、職場に足を向けて寝れないです(気持ちは…)
更に、最近はブログでもHPでもネットでも、私達の活動を応援してくださる方がいらっしゃいます。また、野生動物を保護して下さった方が『この子(保護した動物)にあげて下さい』などと、餌を持ってきてくださる事もあります。
その気持ちが嬉しいのです。
皆様のお気持ちを受け取るだけでなく、私達としても何か出来ないか…と。
今後、こういった野生動物救護をサポート(応援)してくださる方を『アニトラ・サポータ』として、動物の経過報告やリリース時には立会って頂くなど、保護を切っ掛けにお付き合い出来ればと考えています。
とにかく、私を取り巻く環境、人々、全てが私の栄養たっぷりの餌となり、今日も頑張れるのですよ。